おっでーはいつも沼の中

自転車とか自転車とか自転車とか。主な活動圏は愛知県とその周辺。たまに全国津々浦々。

ニセコクラシックに初参戦してきたよ(準備・機材編)

f:id:corradale:20230624183513j:image

ニセコクラシックに初参加してきたよ。

 

実はコロナが流行った2020年にもエントリーしてたんだけど開催中止になり、再開した昨年も走れるコンディションでもないしな…とエントリーを見送っていたニセコクラシック。

 

昨年、11年ぶりに北海道をツーリングしてニセコも含めて、やっぱ北海道いい所だなと再認識。

 

旅行がてらまた北海道に来たかったのと、仕事においては昨年の人事異動でブラックな部署から比較的落ち着いた部署に異動になり、平日に乗れる時間と心的余裕(ここが重要)が確保できるようになったので、やれる内にやれるとこまでやってみたいとの思いでエントリーを決める。

今の仕事は業種柄、数年毎に異動が付き物であるのと、部署によって同じ会社とは思えないくらい負担に差があり、どこに配属になるかも直前にならないと分からない運ゲー仕様。

更に言うと今年から役職も付いたので、今後仕事が今より暇になることは無いだろうなーと。

 

ニセコまでの練習について

昨年までの経験則から、レースのメイン集団に最後まで残るには大体CTL60後半から70くらい(週間TSS500〜、月間走行距離で言うと1,000km〜)、平日の月金をレスト日にするサイクルが、最低限のボトムラインかつ無理なく練習を続けられるボリュームと言う基準が自分の中にはあったので、まずはそれより下を割ることは無いように走り込むことを意識する。

基本的に練習は実走派だけど、雨等でzwiftの場合はSSTを中心に。

f:id:corradale:20230624215441j:image

ただこれは本当に最低のラインであり、CTL70くらいまでは順調に伸びて行くけど、GW前後に80まで積み上げてFTPを更新した後は頭打ちになる感じであった。

結局ニセコ当日は70半ばぐらいのラインであったわけだが、先述の練習量はベースラインであり、そこからもっと先まで伸ばそうと思うと、部分的にあるいは段階的に練習のボリュームを増やす期間を設けたり、平日と休日のボリュームの比率を変えるなどの工夫が必要であった。

特に平日と休日の練習の比率については、AACA1−2だったり美山C2など普段1時間前後で終わるようなレースばかり出ている自分が、初めて2時間以上走り且つ登りも多いラインレースに出ると言うのに、平日に頑張りすぎて時間が取れるはずの休日にある程度距離を乗る練習をサボってしまったことは反省点であった。

後、基本的に東海圏はAACAや平田などの草レースが多い環境はありがたいのだけど、クリテリウム中心で長い登りがあるようなレースは無いなーと。

せめてAACAの鬼久保コースとか新城公園コースがあると良かったのだけど、今年のAACAは全て長良川コースだけみたいで残念。

せめてもの予習じゃ無いけど、美山ロードレースに出たくらいだろうか。

 

あと体重に関しては高校で部活をやってる時からずっと65kgをキープしていたのだけど、ここ数年くらいで体重の微増傾向(主にクラフトビールにハマったせい)が続いており、去年のおきなわが終わってから年末年始にかけては暴飲暴食で体重が最大で69kg近くまで増えていた…。

恐らくパフォーマンスと天秤にかけて65kgくらいがベスト体重と思われるので、今までまともな減量なんてやったことなかったけど体重を絞ることにした。

f:id:corradale:20230626145526p:image

と言っても基本的に減量はカロリー収支の管理に尽きるので、myfitnespalで日々の食事のカロリーを意識して、走る前にエクストラバーナーを飲んだりしてみたところ割とすんなり体重は落ちて、およそ2ヶ月くらいで65kgまで落とすことは出来た。

(GWにおよそ半年ぶりに会った友人に会ってすぐ言われるくらいには、見た目にも痩せたらしい)

ただその割に体脂肪率が落ちてなかった(大体10%台後半をうろちょろする感じ)ので、これに関しては普段の練習が短時間高強度の乗り方ばかりで、脂肪を燃焼する低強度のベース練(大体L2くらいの強度)が出来ていなかったのが原因と思われ、まだレースまで時間のある冬の間にやっておけばもう少し余計な体重を落とす余地はあったかも。

 

・練習期間中のコンディション管理について

30代になってある程度乗り込んでくると特に実感するのだけど、それなりの練習量を確保しようと思うと、身体のリカバリーとコンディション管理がとにかく重要なんです(クソデカ声)。

真面目な話、アマチュアレベルならFTPや最大ワットなどのパフォーマンスは歳を取ってもそれなりに伸ばしたり維持することは出来ても、悲しい哉、回復力ばかりはどうあがいても下がっていく一方。

日々平日の夜練をこなしてると、翌日の仕事がまぁまぁしんどいわけです。。。(こういう時、日中の仕事のスケジュール管理の裁量が大きい営業職で良かったなと思います。)

f:id:corradale:20230625160311j:image

コンディション管理については、GARMINウォッチが非常に便利。(今年から使用しているのはforerunnner255s)

特に意識して見ている項目としては

・ボディバッテリー

・HRVステータス

・睡眠スコア

の3つ。

本当は上位機種のトレーニングレディネスが使えると良いなぁと思うのだけど、今まではtrainingpeaksではTSBなどの自転車に乗っている時だけのコンディションしか見られなかったのがこれのおかげで自転車に乗っているとき以外のコンディション管理が可視化できるようになったのは非常に大きい。

f:id:corradale:20230625161811j:image
f:id:corradale:20230625161809j:image

今まで調子の良い・悪いが感覚でしか無かったのが、朝起きた段階でのボディバッテリーの回復具合や睡眠スコア、HRVステータスからおおよそ判断でき、尚且つおおよそ感覚と一致しているのだから技術の進歩ってすごいですよね…。

まぁかと言ってボディバッテリーが回復してないからと言って仕事を休んだり、宿とか飛行機とか諸々手配してエントリーしていたレースを棄権するなんてことはそうそう出来ない訳で、調子が悪いなら悪いなりに上手く立ち回ることも必要だし、常に良いコンディションを保つのも普通に社会人やってると中々コントロール出来ないことの方が多いのだから、多少コンディション悪くてもやるときはやるしか無いと割り切る心の強さも時には必要だとは思います。

(精々、酒やカフェインを控えるとやっぱり睡眠スコア上がるなぁとか、今日は仕事中にそんなにボディバッテリー減らなかったから夜練いつもより頑張れるなくらいの参考にするくらいで丁度いいかと。)

 

リカバリーに関して

TwitterのTLを眺めてると、皆さん色々なサプリメントを取ったりしてかなり気を使われている様子。

f:id:corradale:20230626204426j:image

とりあえず筋疲労に効果あると言われてるβアラニンを飲んでみてるけど、効果はあるような無いような…。(飲んですぐ手足がピリピリするのは確かに感じます)

 

まぁ結局はアルコールとカフェインと寝る前のスマホ閲覧を絶って、サウナでととのって美味い飯食って早めに寝るのが1番回復には効果ある気がしてます。。。

 

・機材について

f:id:corradale:20230626112717j:image

フレーム:cannondale supersix evo hi-mod disc(my2020)

 

コンポ:アルテグラ8070&デュラエース9170ミックス

 

ホイール:bontrager AEOLUS RSL 51

 

タイヤ:continental GP 5000 STR 25c

 

ハンドル:s-works AEROFLY Ⅱ 380mm

 

ステム:zipp sl sprint 110mm

 

サドル:s-works power 143mm

 

f:id:corradale:20230626150614j:image
f:id:corradale:20230626150622j:image

機材に関して1番の変更点は、3月の終わり頃にホイールをzipp 303s→bontrager AEOLUS RSL 51に変更したこと。

303sもエントリーグレードとしてはよく走るしフックレスという旨味がある良いホイールではあったけども、Jベンドのスポークで固めに組み上げている故か、頼もしくはあるもののインターバル等で瞬間的に出力を出すと脚が喰われる印象があるのが気掛かりであった。

また内幅23mmのフックレス故に28mm未満の幅のタイヤはほぼ使えず、日本のロードレースで1,500gオーバーのホイール+28mmチューブレスタイヤの組み合わせはちょっと重さの方が際立つと言うのもあり、どうせなら25mmタイヤやクリンチャーも使えるハイエンドに買い替えるか…との思いから思い切って購入。

他にrovalやcadexも候補にあったが、AEOLUS RSL51に決めたのは登り・平坦・下りとオールラウンドに使え、リムハイト・重量・空力・扱いやすさのバランスが1番取れていると感じられたのと、何より2年間は壊しても無料で交換できるという保証の厚さが決め手であった。

使ってみた感じとしては51mmのリムハイトに外幅31mmというホイールの存在感をあまり感じさせない程、登り・平坦・下りとどんなシチュエーションでも過不足無くスムーズに走ってくれる印象。

マッシブな見た目の割には脚にくる感じも無いし、前評判通り横風でも扱いやすく、とにかくネガな部分が無いので、どこか一点に突出した性能を期待すると肩透かしを喰らうかもしれないけど、これで以前使ってたリムブレーキのボーラワン50(クリンチャー)より軽いんだから技術の進歩ってすごい(2回目)。

 

f:id:corradale:20230626201633j:image

タイヤに関してはレースに使うことだけを考えるならもうチューブレス一択派なので、これまたコレを選んでおけば間違いないでしょうってことでGP 5000 STR。

ただ、足回りの軽さを取って今回は25mmにしたけど、内幅23mmのホイールに旧ETRTO規格の25mmタイヤは流石にちょっとバランスが悪いなという気はしてるので、これを使い切ったら28mmに戻してみようかなとは思っています。

 

そんなこんなで備忘録的に最近の取り組みをまとめてみしたので、次回こそはちゃんとニセコのレポートを纏めます。