おっでーはいつも沼の中

自転車とか自転車とか自転車とか。主な活動圏は愛知県とその周辺。たまに全国津々浦々。

宝達山ヒルクライム2016に参加してきた

宝達山という山をご存知だろうか?

 

石川県は宝達志水町にある標高637.1mの山で、能登地方では最高峰にあたる山である。

 

今回はその宝達山を登るヒルクライム大会に参加してきた。

 

この宝達山ヒルクライム、今年で開催4回目を迎えるまだ歴史の浅い、かつローカルな大会である。

 

何で愛知県からわざわざ能登半島の入り口にまで出向いたのかと言うと、実は私、学生時代に金沢に住んでおり、この宝達山ヒルクライムの第1回・第2回大会と参加した思い出があるんです。

 

最初はエントリー方法も宝達志水町のHPからメールを送り、現金書留でエントリー料を支払ってたくらいローカルな大会だったのが、今年からはスポーツエントリーでの申し込みが可能になったくらい大きくなったようなので今年は参加してみようかと。

 

今年は日曜開催なので、前日土曜日に金沢入りすることにした。

いつもは名古屋駅から特急しらさぎを使って輪行で行くのだけど、宝達志水町は金沢から車でも1時間ほどの場所にあるのに加え、輪行とか荷物とか色々と面倒くさかったので愛知からレンタカーで向かうことに。

 

土曜日、レンタカーを借りて自宅で荷物と自転車をぶち込む。やっぱ輪行しなくて良いって楽。まぁ輪行なんて今まで飽きるほどやってきたから早けりゃ5分くらいで出来るんだけど、楽にこしたことはない。殊、自転車において楽なのは絶対正義だ。

 

準備も終わってさぁ、高速乗って金沢向かうぞ!と高速の入り口に向かう途中。

 

信号待ちで前が動き始めたのに合わせてブレーキを離した途端、背後からものすごい衝撃(物理)が。

 

何と、後ろから軽自動車が突っ込んできやがった。

 

まーじかよ。。。

 

しかも運の悪いことに、玉突きで当方の車が前方のレクサスにもぶつかる。

 

合計3台が絡む事故。

 

事故ったというか事故られたもんはしょうがないから車を移動させて、警察呼んでお互いの連絡先交換して、警官が来るまで待機。

 

突っ込んで来たのは若いカップル。どうやら彼女が運転してた模様。運転しながらフ○ラでもしてたんですかね💢

 

警官が来るまで、レクサスに乗ってたおっちゃんと雑談。

名刺を見たら不動産会社のお偉いさんらしく、これからレースで石川県に行く予定だったんですよという話をしたらおっちゃんも昔自転車で琵琶湖を一周したことがあるそうな。

おっちゃん、2日前にも後ろからぶつかられたらしく、レクサスも代車だった模様。続けて事故られてもイライラした様子は見受けられず、さすがシャチョさんって感じ。

 

警官が来た後は一通りのやり取りが終わって、とりあえずレンタカーの店に戻る。

 

契約時にレンタカー屋指定の保険に入ってたのと、余程のことが無い限りカップル側の過失10割になりそうとのことなので、特にお金は取られなかった。

それどころか、「じゃあこっちの車を使ってください」と一瞬で代車まで用意してくれる神対応

 

神対応なのはありがたいけど、事故られた後に長距離運転するのも何だかなぁ…。

でももうお金も払ってるし、こんなことで大会をDNSする方がもっと気分悪いからありがたく代車を受領する。

 

当初は昼過ぎに金沢に着いて、午後にちょっと走ろうと思ったけど時間も喰われたし無理そう。

 

という訳で気分転換も兼ねて、この日はドライブすることに切り替える。

 東海北陸自動車道で荘川ICまで行ったあとは下道に降りて白川郷経由で金沢まで。


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 紅葉はまだもう少し先かしらね。

また自転車で行きたい。

 

白川郷からは南砺経由で金沢まで60kmほど。この道はもう何度も学生時代に走った懐かしい道。けっこうアップダウンはあるけど走りやすいし、走りごたえも十分だ。

 

金沢に入ったのは18時前くらい。フォロワーさんとのご飯の約束が19時とちょっと時間があったので、学生時代お世話になったショップへ挨拶に行く。

 

このショップの店主さん、特に腕が立つってわけでもない(失礼)し商品を安く売ってくれるわけでもないのだけど、自転車屋特有のグイグイ来る感じも無く接しやすいし、話せば色んなうんちくも聞けて中々面白い。(話は長いけど)

今乗ってるCannondaleのフレームも実はこのショップで買ったものだったり。(ツケで)

 

ショップへの挨拶も終わったあと、晩飯へ。今回はつむビワのときにご一緒した石川県のフォロワーであるところのEstelleさん(ビアンキ乗り)とラメンメ屋へ。


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 中華蕎麦御輿さんでカーボローディング。

金沢のラーメン屋は中々にレベル高いと思うんですよ。

 

道に迷って若干遅れたにも関わらずラーメンを奢ってくださったEstelleさん、改めてありがとうございました。来年こそは一緒に宝達山登りましょう!←

 

Estelleさんとお別れした後は、金沢の友人宅へ。日本酒中心の土産屋でバイトするくらいの日本酒好きで、学生団体を立ち上げて石川県のご当地カルタを開発して売り出してしまうくらいアクティブなヲタクな彼。

 

この人もまた話し出すと止まらない。日本酒を交えながら色んな話をする。

次の日のレースは…まぁ何とかなるでしょ笑

 

あまり遅くなりすぎると流石にアレなので、12時過ぎくらいに就寝。

 

翌日。

 

朝5時半に準備して、出発。


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お土産に日本酒を持たせてくれた友人。(山形の酒だったけど)

日本酒としては珍しく、うるち米を使った純米吟醸だそう。後に飲んでみたけど、フルーティな味わいにも関わらずつまみにも合って飲みやすかった。基本的には辛口が好きな私ですが、これはいくらでも飲めそう。ありがとう、ありがとう。

 

 朝飯はやよい軒で朝定食を。どうやら私は朝は日本食じゃないと力が出ない体質らしいのが最近分かったので、しっかり白米をおかわりして補給する。

 
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 金沢から車を飛ばして1時間ほどで会場に到着。この大会、受付が山頂なので自走で行くと余計に山を登ることになる仕様。

アップがてらゆっくり登る分には良いかもしれないけど、距離6km程ながら平均勾配は7.8%なのでよっぽど近所の人でもない限りは車で行く方がベター。

 

山頂そんなに広くないけど130人の参加者分の車を停めれるスペースあったっけ?って思ったら駐車場がアスファルトで整備されてたりトイレが建てられたりしてる。

 

この大会も大きくなってきたなぁと思うと同時に、宝達山がいかに地元の人に愛されてるかがよくわかる。

 

駐車場に停めた後、まだ金沢に住んでるサイクリング部の同期や後輩と合流。

久しく一緒に走ってないけど、ストラバやツイッターを見る限りショップチームの練習にも混ざって脚を鍛えてる模様。

 

私も社会人になってすっかりゆるぽた派になってしまったからね、お手柔らかに頼むよと内心思いつつ、受付を済ませる。


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ちなみにこの宝達山ヒルクライムは予選と本戦に別れており、予選は順次スタートでタイムを計測し、上位35名がマスドスタート形式の本戦へと進むことができる。

 

つまり、上位を狙う方々は必然的にこの山を2回登ることになるという中々にハードな仕様なのだ。

 

学生の時ほどは登れないので、とりあえず予選突破を目標に。

開会式を終え、集合がかかる。


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集団下山でスタート地点へと向かうのだが、先導車がなんとポルシェw

 

下山した後に周辺をアップがてら軽く走る。調子が良いというわけではないけど、週末しか走ってないからまぁこんな感じだろうと割り切る。

 

去年のタイムが速い人ほどスタートが早いため、私のスタートはだいぶ後ろの方。

たまたまサイクリング部の後輩が前走者だったので、スタート時間まで暇にならずに済んだ。

 

後輩のスタートを見送った1分後、今度は私のスタート。

後方スタートだからか、上から落ちてくる人が多かったので気持ちは切れずに済んだかしら。

製材所を過ぎたあたりで後輩の背中を捉え、ちょっとだけサドルを押してあげてパスする。

2年ぶりの宝達山ではあるけど、だいたいコース上の勾配の変化は身体が覚えてるので問題はない。

中盤の二車線区間に入る手前が勾配が緩いため、そこで息を整えて後半に備える。

心拍はすぐに上がるけど、脚は踏めそうな感じだったので後半の九十九折区間ダンシングを交えつつインコースを進む。

 

地元の人が声援を送ってくれたり、コース上にグランツールみたいにチョークで描いてくれたりとローカルながら中々雰囲気が良い。

 

ゴール手前数百メートルはほぼ平坦になるため、アウターに入れて一気にスパートをかけて最後に前を走ってた選手を刺す。



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ゴール直後のもがいてるおっでーの図。

 

 タイムは24分じゃすと。ベストタイムが22分半なのを考えるとだいぶ落ちたなーという感じ。

 
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石川県の山は海が近いのが良い。

本戦行けるかどうか怪しいラインだったとのと、ちょっとレンタカー返却の時間に間に合うかどうか怪しかったので地元の方が作ってくれた猪汁を頂きつつ帰る準備をしてたけど、どうやら予選は突破してた模様。

 

でも本戦に出る時間は無さそうなので棄権することに。さるし訳ない。


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見事本戦に進んだ同期を見送りつつ帰路につく。


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家まで5時間ほどのロングドライブになるのでゴーゴーカレーで喝を入れる。

 

SAでお土産を買った後は、福井・米原経由でひたすら運転。帰りは事故に遭うこともなく無事にレンタカーを返却できました。

 

今回はレンタカーで遠征してみたけど、ソロなら費用的に見ても輪行の方が良かったかなーて感じ。要らんトラブルにも遭わないしね。

 

という訳で、来年出るなら誰か一緒に出ませんか?笑

 

おわり