おっでーはいつも沼の中

自転車とか自転車とか自転車とか。主な活動圏は愛知県とその周辺。たまに全国津々浦々。

四国ツーリング準備編


年に一回の一週間の長期休暇を利用して、10/10~10/15まで四国に(主に)自転車でツーリングに行ってきた。
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四国ってしょーじき旅先としては華やかさに欠ける印象が自分の中にはあった。

職場の人に『長期休暇どこか行くの?」と聞かれて「四国に行くんです」と答えてもあまり興味無さげだ。

多分僕でも友人などに『四国行くんだ」と言われてもそこまで興味持たない←

四国と言われて連想するのはお遍路、四万十川、うどん、阿波踊りetc…。
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正直地味だ。(四国の人ごめんなさい)

じゃあなんで年に1度しかない貴重な長期休暇に四国に行こうと思ったのか。
1番のきっかけとなったのが、僕が自転車旅をする上でいつも参考にさせて頂いてる神楽坂つむりさんのブログ(http://hagure5.blog3.fc2.com)だ。
詳しい内容は省くが、この方はツーリング派の自転車乗りで、ある程度SNSをやってる人なら知らない人のほうが少ないくらいの有名人?だ。
この方のブログは本当に面白いし、ためになる。そして、ホントどうしようもなく旅に出たくなる。
この方はとにかく日本中を走り回っているのだが、その中の四国ツーリングの記事で『ここは行きたい!」とほぼ直感的に思ったのが、四国カルストである。
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ぶっちゃけると今回の旅は、この四国カルストを見たいがために四国に行ったようなものだ。(いや、他にもいいところいっぱいあったけどね)
「四国カルストって何よ?」と思う人もいるだろうが、そこも含めて四国の魅力も追々書いていこうと思う。
というわけで、今回の自転車はこんな感じ。(今回というかいつもこんな感じだけど)
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フレーム:cannondale supersix evo 2014
コンポ:6800アルテグラ
ホイール:shimano wh-9000 c24-cl
タイヤ:specialized s-works turbo 24c
サドル:セライタリア・SLRチタニウム

ギア比は前53-39、リア11-28。前はコンパクトクランクを使っていたけど、ノーマルクランクのギア比が一番使いやすいかも。

というのも、ちょっとした坂なんかを50Tで無理矢理踏んでいかなくても、ノーマルクランクならインナーに落として無理なく回していけるし、緊急用に28Tがあるから延々と10%越えの激坂が続くようなヒルクライムでも無い限りはこれでおk。
しかもアウター53Tなら下りでギアが足りないということもそうそう無い。ロングライドを効率的に走る鉄則は「登りを頑張りすぎない代わりに、下りでも脚を止めない」
まさにこのギア比は打ってつけだ。

そして自転車旅で1番のネックとなるのが荷物の運搬手段。

今回は通勤にも使ってるバックパックの定番中の定番、deuter race exp airを使用。
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容量は最大24L、背中が蒸れないようにフレームとメッシュでバッグが背中に着かない構造になってるのがミソ。
その他にもメットホルダー、レインカバーなど自転車用のバックパックとして定番かつ完成されたものである。 

が、しかし次回の旅ではバックパックの使用は辞めようと思う。その理由は最後にでも。

中身はウェア類一式、電子機器(スマホ、バッテリー、デジカメなど)、ツーリングマップル、暇つぶし用の文庫本、日用品など。

ここで一番悩んだのが服装。

夏ならジャージ一式で済むが、秋口は1日の中での気温の差が大きいためどうしても必要なウェアが多くなる。

しかも今回の旅の最大の目的である四国カルストは標高1500m近いため、場合によっては冬用の装備が必要なことも考えられる。
しかし、自転車旅において軽量化は何よりも最重要事項。ましてやツーリング用のバイクと違い、キャリアなんて付けられないカーボンロードだからなおさらだ。
そこで今回は思い切って、服装はジャージ上下ワンセットと自転車に乗らないとき用のユニクロのチノパンしか持っていかなかった。
その日に宿泊先で洗濯すれば良いだけの話だし、登山なんかでは基本は泊まりでも着替えないのが普通なんだからいざという時は…ね?笑
そのかわり、普通のウェアよりかさばらないインナーを3枚(モンベルのジオライン)、ウィンドブレイカー、レッグウォーマーで気温の変化に対応する。臭いの元や体温の低下なんてのは大抵は汗が原因なのだから、高機能なインナーで汗を積極的に蒸散させてあげればいいってわけ。

え?レインウェア?天気予報は晴れだったし持ってきませんでしたよ←

そして四国までの移動手段と、現地でのルート。
まず本州ー四国間の移動は行きも帰りもフェリーを利用。
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フェリーの何が良いかって、その運賃の安さや、輪行しなくても自転車を持ち込めるのもそうだが、宿泊と移動を兼ねることができるってこと。
大抵のフェリー会社は夜に出発して早朝には目的地に着くようなダイヤを設定してるので、時間を有効に使いたい自転車旅には持ってこい。
しかも寝てれば勝手に目的地に連れてってくれるのだから、フェリーまじ魔法の絨毯。
それに、今の時代フェリーを使う人なんてトラックの運ちゃんか時間に余裕のある旅人、学生くらいしかいない。せっかくの旅なのに、電車で周りが出張帰りのくたびれたサラリーマンばっかじゃあ、旅情も何もあったもんじゃないからね。

ちなみに関西以西、特に瀬戸内の地域は非常にフェリーが充実している。
そりゃそうだ、今でこそ瀬戸大橋とかしまなみ海道があるけど、昔は本州から四国に渡るには船しかなかったのだから。
大阪や神戸を発つフェリーはそれこそ多いが、それに比べ愛知なんて北海道へ向かう太平洋フェリーくらいしか無い。。。
もうちょっとフェリーが増えれば良いのにな。今の時代厳しいとは思うけど、無くなってほしくはないものだ。
そして現地での旅の行程はこんな感じ。
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1日目:夜1:00神戸三宮発、5:00高松着のフェリーで四国に上陸。うどん巡りをしつつ愛媛県西条市まで120km。
2日目:西条市から、高地との県境にある四国カルストまで120km。なおかなりの山岳コースになる模様()
3日目:四国カルストから高知市まで100kmほど。鰹が喰いたいんじゃ。
4日目:高知市から徳島市まで150km。今回最長距離。
5日目:徳島市で一泊し、軽く観光した後徳島港発の南海フェリーで和歌山まで移動した後、帰宅。
とまぁざっとこんな感じ。
さて、実際はどんな旅になったのかは次回以降ということで。