RaphaCaravanがやってきた
メール着信のバイブが鳴る。
送り主はRapha。
普段から愛用しているイギリスのサイクルウェアブランドだ。
新製品の情報だったりセールのお知らせなどを流し読みしていると、ふと馴染み深い地名が現れる。
豊田、知多。
地元愛知県の地名だ。
よくよく読み進めてみると、ラファが日本各地を回って地元の自転車乗りのアテンドの元でライドイベントを開くRaphaCaravanがやって来るらしい。
参加費は無料。
エントリーは専用フォームから参加意思を表明するだけ。
お手軽。
こりゃあ、参加するしかないでしょうってわけで参加してきた話。
よく練習でも走りに来るので、集合場所まで自走。
まさかこんな地元でRaphaのイベントが開かれるとはなぁ…。
愛知でのキャラバンは、Raphaのアンバサダーでもあるおっちーさんが代表を務めるRuedaNagoyaの方々がアテンドをするとのこと。
ウェルカムコーヒーで目を覚ます。
やっぱり自転車乗りにはコーヒーは欠かせないわよね。
ラファの新製品を眺めるなど。
今日のライドで使ってもいいよ、なんてとても太っ腹な対応だけど、残念ながら秋冬製品が中心。
この日は中々暑かったので試すことはできなかった。
全然知ってる人いないかなーと思ってたけど、ようかんさんも参加してた。
いつもレースの写真ありがとうございます。
しばらくすると集合がかかり、おっちーさんを中心にブリーフィングが始まる。
基本的にラファキャラバンはソーシャルライドのため、初心者歓迎だよ。
なので距離も強度もそこそこだけど、初心者も上級者も満足できるコースにしたぜ。
あと皆んな写真をバンバン撮ってハッシュタグ付きでSNSにあげちゃってくださいね。
内容としてはこんな感じ。
確かに事前にメールで送られてきたコースを見ると、登りコースではあるけど距離は50kmもない。
ぶっちゃけ地元だしそこまで新鮮味は無いかなと思ってたけど、後にそんなことは杞憂であったと思い知るのであった。
それではでっぱつ。
ルート的に最初は愛知県の定番ヒルクライムスポットであるところの大多賀峠を越えるのかな?と思ってましたが。
初っ端から定番ヒルクラスポットをガン無視して、脇道に突っ込む。
なんやて…。そんな道今まで見向きもしなかったぞい…。
鬱蒼とした林道をしばらく登る。
所々民家もあるけど、同じグループの方と
「何でこんな所に住もうと思ったんでしょうかね。」
そんな話をしてしまうくらい人気の無い、でも確かにそこに続いてる道をひた進む。
ラファっぽくしてみた。
道を間違えて分岐点に戻ってきたの図。
所々ルートを間違えて回り道をするけど、みんな「まぁ皆んなと違う道行くのもアリだよね」とトラブルも楽しむ的な余裕があって、みんな大人。
しばらくして名もなきピークを越えると下りに入り、神越渓谷で一休みした後に三河湖方面へ進路を取る。
と思ったら、徐に川沿いへの道へと向かう。
前半の林道よりもさらに鬱蒼として、もはや道として機能しているのかも怪しいグラベルロード区間が現れる。
前の週に台風が通り過ぎたこともあり、一面は落ち葉と枯れ枝に覆われているw
まぁ写真を撮ってる暇は無かったよね。
事前の休憩時間に「ここからグラベル入りますよー」とのアナウンスがあったので、空気圧を下げといてよかった。
とにかくトラクションを稼ぐため、コーナリングでも出来るだけペダリングを止めないように心掛ける。
前日にチェーン洗ったのに、とか最初は考えてたけど、だんだん知能指数が低下して完全に脳内は「たーのしー!!!」状態になってましたね、はいw
香嵐渓の観光客に混ざって赤い橋を渡るの図。
グラベル区間を過ぎたらこんな所に出てきて、地元なのによくこんな良い道を見つけたなとただただ驚いた。
何とか無事に戻ってきました。
荷車の車輪がホイーユ。
全員帰ってきたところで、ブリーフィングして解散。
ちなみに名古屋でもラファのポップアップストアを開く計画があるそうですよ。
やったね。
2日目。
高速道路の分岐をミスって遅刻しそうになったのはここだけの秘密。(何とか間に合った)
ここではゆうてんさんとエンカウント。
昨年のつむびわにも参加されてましたが、実際に絡んだのは初めてでしたね。
今度クリキンα乗せてください←
前日と同じようにブリーフィングした後に適当に班分けしてウェーブスタート。
とっても良い天気。
序盤は海沿いの快走路を気持ちよく流しますが。
いきなり20%越えの激坂をぶっこんでくるのは流石w
距離は短いので初心者で心が折れても笑いながら歩いて登りきれるあたり、ルート設定が上手いなと思いました。
みんな楽しそう?
激坂を登りきると、海と農道を見渡せる絶景スポット。
こんなところあったんやねぇ。
ラファの宣伝に使えそう。
ここから下ると、キャベツ畑と無限アップダウンで愛知のサイクリストにはお馴染みの農道へと入る。
でも流石ラファキャラバン、ただの道は通りません。
これがソーシャルライド
普通はこんな道を走らされたら恨み節の1つでも聞こえてきそうなものですが、
「もう、ラファったら❤️」
「こんな道を走りたくない人はそもそもラファキャラバンに来ませんしねw」
「カーボンホイールが喜んでる」
と現場は完全に末期症状です本当にありがとうございました。
「我々サイクリストは、全ての道を通る権利がある。」
前日の解散前のブリーフィングでラファの方が言っていた。
たった数十キロのコースで、こんなにも密度の濃いライドができるんだというのが軽く衝撃だった。
しかもそれが初心者から上級者まで楽しめるという。
いつかそういうアテンドが、自分にもできたらいいな。
再び野間大坊に戻って来たところで解散。
ひるめっしは穴子丼。
何気に野間灯台寄ったの初めてだ。
帰りは車に自転車突っ込んで、半田のごんぎつねの湯でひとっ風呂。
温泉で出会ったぬこ。
ここがお気に入りらしい。
自転車乗って風呂入ると眠くなるのが世の常。
軽く一眠りして眠気を撃退したところで帰宅。
しかしまぁよくこんな足回りであんな道を走ったものだw
ラファキャラバン、ただのファンライドかと思ってたけどとにかく濃いライドだった。
参加費無料なのでサポートとかエイドなんて気の利いたものはないけど、もしあなたの近くにキャラバンが来たのならぜひ参加してみてください。
きっとそこには、まだ見ぬ道で広がっているはず。
おわり