おっでーはいつも沼の中

自転車とか自転車とか自転車とか。主な活動圏は愛知県とその周辺。たまに全国津々浦々。

【レース】乗鞍スカイラインヒルクライム2016

乗鞍岳

自転車乗りなら、名前を聞くだけで目を輝かせずにはいられない。

正真正銘、自転車で登れる山では日本最高峰の山である。

その標高、2,702m。まさに天空の聖地だ。

今回のレースは、その乗鞍を舞台にしたヒルクライム

ちなみに乗鞍を登るヒルクライムとしては、長野県松本市の乗鞍エコーラインを登る「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」が有名だ。大会の規模も人数もこっちの方が多い。

対して、今回参加した乗鞍スカイラインヒルクライムは、岐阜県高山市から乗鞍スカイラインを登る。

全日本マウンテンサイクリングin乗鞍に対して俗に「裏乗鞍」と呼ばれることが多いが、裏乗鞍の方が平均斜度が高く、コースプロフィール的にもキツイ。

ちなみに私は2年前にもこの大会に参加したことがある。ゴール直後に暴風雨に見舞われ、結局自転車だけ山頂に残してバスで下山した思い出があるw

また裏乗鞍以外でも、乗鞍スカイラインはもう何度も登っている。クライム中にゲリラ豪雨に見舞われて命からがら緊急下山したり、金沢からシートゥーサミットでアタックしたり、ツイッターのフォロワーさんと楽しく登ったり。

とにかく、乗鞍には一言では語り尽くせない絶景と思い出が詰まっている。

さて、裏乗鞍である。今年は同時開催されなかったようだが、実業団のレースも同時開催されていたこともあり、雰囲気としては競技色が強い。

レース前日の土曜日に受付した後に、麓の宿で一泊して次の日のレースに臨む。


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当日。乗鞍は基本的に雨さえ降らなきゃラッキーくらいのスタンスだったが、当日は見事に快晴。

会場を見回すと、富士ヒルではよく見かけただらしない体型の自転車乗りがほぼいない。みんな普通に走れそうな人ばかりだ。

あと岐南工業高校と朝日大学の選手がめっちゃおる。もともと大会としての規模はそこまで大きくないだけに、余計目立つ。


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スタート直前。目の前のバイクがスパルタクスペイントのマドンでカッコいいなーとか思ってたけど、後にフォロワーさんだったことが判明w

世間は狭い。

そして8:26。私のカテゴリーがスタート。数百メートルのパレードランの後、本スタートの合図。

乗鞍スカイラインのコースプロフィールは大体身体が分かってる。

まずスタートから平湯峠までの区間。斜度は10%前後を行ったり来たりして、序盤から中々のボディーブローをかましてくる。

さすがにこの区間から飛ばしてもしょうがないので抑えめに…と思ったけどペダリングに全然力が入らない。ギアが足りないとかじゃなく、身体がガス欠な感覚。

朝食を普段あまり食べないパン食にしたのがまずかったのか?いずれにしろ力が入らないもんだから嫌が応にも心拍も脚も一杯になる。

平湯峠を過ぎると、わずかばかり斜度は緩むが依然として身体がキツイ。回すことも踏むことも満足にできない。う〜む…。

夫婦松を過ぎると、一旦斜度は落ち着く。唯一の下り区間も現れるので、タイムを稼ぐならこの区間だろう。

この辺りから、やっと力が戻ってきた。ちょうど中間地点あたりなので、梅丹を注入する。が、前半のスローペースが響いてタイムは狙えなさそう…。

森林限界を越えると、再び斜度がキツくなる。この辺りから景色が開け、晴天とあって眼下には絶景が広がる。レース中だけど、やはりいい景色だ。

ギアはほぼインナーローで固定。リアに28を入れててこの体たらく。。。辛い。

ハイマツ地帯の平坦区間でアウターに入れ、最後の悪あがき。しばらく他の選手の後ろに入って発射台になってもらい、ゴール前の上り区間でもがいてフィニッシュ。

タイムは1時間22分。2年前に出たときより8分近く落ちとるやんけ…。

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まぁまずは朝飯がダメだったかね。試しにパン食にしてみたけど、やっぱり自分には合わないらしい。まるで力が出なかった。日本人はおとなしく米を食っとけってことですね。

あとは長丁場の登りに慣れないとダメね。愛知県で20km近く登れる山は無いにしても、普段は練習を雨沢とかでサクッと済ませることが多いからじっくり乗って練習する時間も作らないと。

あとはいい加減インナーを36にしなきゃ←


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来年は1時間10分を目標に頑張りましょう。