おっでーはいつも沼の中

自転車とか自転車とか自転車とか。主な活動圏は愛知県とその周辺。たまに全国津々浦々。

【レース】伊吹山ドライブウェイヒルクライム2016

気付けば社会人2年目。

去年は自転車に対するスタンスも定まらないまま、何となーく自転車に乗ってた感が否めなかった。

やっぱり、時々遠征ツーリングに出かける程度ではどうしても普段から自転車に乗るモチベーションが湧かない。

という訳で、ちょっと社会人に慣れてきた今年度は「月1回はレースに参戦しよう」を目標にすることにした。

そんな平成28年度の開幕戦として今回参戦してきたのが、タイトルにある通り「伊吹山ドライブウェイヒルクライム」だ。

登坂距離約15km、獲得標高1,036mと本格的なヒルクライム大会としてはこの伊吹山が開幕戦としては相応しいだろう。

ヒルクライム、自分としてはそこまで不得意でもないし、むしろ好きな方ではある。バイクも超6にc24とどちらかと言えば登り向けの構成だし、普段の練習でも短い時間で負荷をかけられるから登りに行くことも多い。

けど、クライマーを自称するほどでも無いって感じ。体重・体格共に自転車やってない人には細いねとは言われるけど、自転車やってる人にはガッシリしてるねと言われる。

まぁでも、今まで参戦してきたレースはそんなに多くはないけど、ヒルクライム大会の割合が多め。


という訳で今回参戦してきた伊吹山。当日は3時起床というスケジュール。早すぎワロタ。
まぁ、受付会場は関ヶ原IC降りてすぐの場所にあるし高速飛ばせば愛知からでも1h〜1.5h程度で着くアクセスの良さだからそこまで急ぐ必要もないけど、駐車場のポジション争いもあるから早めに出る。

朝飯や補給食をコンビニで買い、会場に着いたのが4時半過ぎ。受付会場からほど近い場所に車を停めることが出来た。

受付開始の6時半までしばらく仮眠を取り、受付へ。

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参加賞は伊吹山仕様のアームカバー。ON-YONE製だからそこまで悪いものじゃなさそう。あとはサイクリストにはお馴染みの梅丹のエナジージェルと、ドリンクパウダー。


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人も自転車もどんどん増えてきた。会場は、かつて天下分け目の戦があった関ヶ原町の役場。名古屋からも関西からもアクセスが良く、高速降りてすぐ且つ駅からも近いので人気も人数も多いのが分かる。やっぱアクセス良いって重要な要素だよね。

天気は薄く曇ってはいるけど、気温は20度前後と暖かい。夏装備でも全然問題無しということで、先月わざわざ大阪のRaphaまで行って買い付けたsuper lightweight jerseyとlightweight bib shortsで出撃。

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レース前に購入したジェルを塗り、準備万端。アップは、まぁレース中でいいでしょ←

8時50分に集合がかかり、そこからスタート地点である伊吹山ドライブウェイの料金所までまとまって移動する。

料金所手前で荷物を預け、スタート地点でスタンバイ。
スタートの号砲まで、息抜きがてら先にスタートする女子ローディーを何となく眺める。やっぱり女子でも伊吹山に出るような人はレース志向なのか、サイクリングロードで見るようなヒラヒラしたスカートとか、忍者みたいな格好してUV対策してる人はあまり見なかった。せいぜい、普通の冬装備をしてるくらい。
ヒルクライムに余計なものは要らないからね。どんどん身軽になってくれていいのよ?

「あのお姉さんエロいなー」とかくだらんこと考えてたらいつの間にかスタート時間に。ドリンクをちょっと飲み、シューズのBOAクロージャーを締める。

一瞬の緊張の後、スタートの号砲が鳴る。

なにせアップしてないもんだから、最初は軽めのギアで心拍で走ることを意識する。最近心拍計も導入したので、ガーミンに表示される斜度・ケイデンス・心拍を基にペースを調節する。

ところでこの伊吹山ドライブウェイ、平均斜度は6.9%、最大斜度が10%と極端な激坂は無い。所々でアウターに入れられる区間もあるので、多少距離はあるもののコースプロフィール自体はそこまでキツくない。どちらかというと前半が比較的緩やかな印象だった。

中盤までは比較的ペースが合いそうな長身のリアクト乗りと、小柄でダンシング多めのBH乗りの選手と抜きつ抜かれつを繰り返しつつまとまって走ってた。速度はあまり見てなかったけど、けっこうな選手をパスしたので割と早めのペースで走ってたように感じる。

しかし半分を過ぎて、「ちょっとこの先保つか…?」って思いがふとよぎったのが運のつき。一瞬の脚の緩みと、後半に入り徐々に斜度が上ったのが重なり、気が付くと先ほどの二人から離される。

「あ、これはアカン」

そう思ったときには既に遅し。見事なまでに後半のペースが垂れてしまい、同じカテゴリーの人にも結構ぬかれた。ぐぬぬ…。

前半に一つ後ろの集団に乗っとくべきだったか、それとも意地でもリアクトとBHに付いて行くべきだったか。

とりあえずダンシングの割合を増やして心拍を落ち着ける。ギアはほぼインナーロー状態。インナー39tはちとキツかったか。終盤になると斜度もさらに上がり、ケイデンスで誤魔化せなくなってくる。

騙し騙しダンシングをしながらも何とかゴール。見事なまでの黄金のタレだった。

もう少しギア比は落としてもいいかなー。あとは集団で走ってるときでもペース配分を常に把握しとかなければ。

ゴール後、トラックに預けた荷物を取りに行くけど、無造作に間隔なく並べられてるもんだから自分の荷物が見つからないのなんの。もう少し自分の荷物が目立つようにしときゃ良かったな。幸いゴール地点はそこまで寒くなかったから良かったけど、もっと標高が高かったら荷物探しの間に凍えていたはずだ。


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荷物を見つけたあとは、お決まりの記念撮影。奥には琵琶湖がうっすら見えた。

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快晴ならもっといい景色だったろうけどな。でも標高1200mの割には中々にダイナミックな山景だった。

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スカイテラスにて景色を眺めながらのコーヒーなど。レース後の一服は大人のサイクリストの嗜み。

ツイッターを眺めてると、フォロワーの方も何人か参加してたみたい。やっぱこのレース人気あるようだ。そりゃこの伊吹山ドライブウェイを走れるのは年に一回のこの日だけだもんね。

下山は例に漏れず集団でまとまって下る。登りでは応援してくれたコース上の学生スタッフさんが、下りでは「お疲れ様です!」と声掛けしてくれた。そちらこそお疲れさまです。

下山してリザルトを確認すると、タイムは55分47秒?くらいだったか。順位はカテゴリー別で、306人中37位。てか同じカテゴリーだけでもそんなにエントリーしてたのね。スタート時に見回したときはそこまでいるとは思わなかった。

とにかく腹が減ったので、さっさと撤収。養老SAで味噌カツ丼を喰らうも、ご飯が少ない。ふざけんなし。

あとは高速で一時間ほど走らせて家に帰る。やっぱアクセス良い。

そんなこんなで、初めての伊吹山ヒルクライムだったけど走りごたえもあって単純に楽しかった。来年もぜひ出たいと思うので、次は2,3分は縮めたい。50分切りはちとキツそうかな?

そんな訳で、gdgdなレポートでした。

四国ツーリング2日目

 

知らない天井だ。

朝7時前。

ネカフェで目を覚ますのは何度目だろうか。
あまり熟睡できてはいないけど、旅の高揚感が眠気を紛らわせてくれる。

受付でチェックアウトを済ませ、外に出ると快晴であった。

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うむ、今日も良き旅になりそうだ。

輪行バッグに詰め込んでいた自転車を手早く組み立てた後、吉野家で朝食をサッと済ませてこの日のプランを確認する。

まず、レンタカーを借りるのは昼の11時半から。
なので午前中は新居浜市周辺で時間を潰す必要があるが、果たして新居浜市に時間を潰せる場所があるのだろうか。
正直、今のところ新居浜市はなんの変哲もないただの地方都市の印象しかない。

 

こんなときに頼りになるのが、旅人の強い味方であるところのツーリングマップル

このツーリングマップル、ツーリングに最適な縮尺で見やすいだけでなく、バイク乗りである編集者が自ら集めたおすすめスポットや道路情報が地図上に載っているので、旅の道中では下手にスマホで情報を集めるよりも手っ取り早い。

さて、何か良いスポットは無いか現在地周辺のページを開いてみると、ふとあるスポットが目に留まった。

「マイントピア別子」

情報によると道の駅として機能してるだけではなく、別子銅山に関する展示館も併設されてるらしい。

別子銅山、確か日本史の教科書だか資料集だかでチラッとその名を見たことはある気がする。

明治以降、日本の近代化を象徴する産業遺産の1つとしてよく名の挙がる場所ぐらいの予備知識しかなかったけど、行ってみる価値はありそうだ。

マイントピア別子の場所は新居浜の市街地から数キロほど内陸に入った場所にあるため、必然的に登る必要がある。

だが膝の調子は昨日ほど悪くはなさそう。

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軽めのギアでくるくる回していけば多少の登りはこなせそうだが、長距離になると痛みそうであった。

この日を走らないことにしたのはやはり正解であった。


そして着きましたマイントピア別子。体感的にそんな登った感じはしなかったが、何だかんだ標高3〜400mまで登ってたらしい。

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パワーストン()

 

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そしてここ新居浜市、なんとあの声優の水樹奈々さんの出身地だった件。

どうやら新居浜市観光大使も務められてるらしく、水樹奈々さんが館内のナレーションの声を担当してるらしい。

まぁぶっちゃけ水樹奈々さんが演じてるの、ナルトのヒナタとか青空レストランのナレーションぐらいしかぱっと思い浮かばないんだけど、それでも聞き覚えのある声がミュージアムのナレーションを喋ってるというのは新鮮だった。

 

以下写真にて簡潔に

f:id:corradale:20160319184029j:plain昔、鉱山を走ってたという山岳鉄道を再現したミニSL。これで坑道内展示館の入り口まで移動できる。

そしてこのミニSLでも水樹奈々さんのナレーション付きという徹底ぶり。

 

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男の子だからこういうの、いくつになってもワクワクしちゃう。

 

f:id:corradale:20160319184128j:plainNIPPONの労働ってかんじ

 

f:id:corradale:20160319184146j:plain男の子だからこういうのワクワクしちゃうその2(地下1000mはどういう所なのかは行ってのお楽しみ)

 

f:id:corradale:20160320232710j:plain坑夫って大変だなと思いました(KONAMI

 

肝心の展示の内容は、期待しすぎちゃいけないけど、行ったら行ったでそれなりには楽しめるかなという程度。ただ、入館料が大人1500円くらい取られて正直高いなって印象が拭えなかった。

 

しかし、ここに来る観光客はどうやらマイントピア別子よりさらに上にある東平(とうなる)という場所もセットで行くみたいだ。

なんでも日本のマチュピチュとも呼ばれてるそうで中々面白そうではあったが、そこら辺にいたおっちゃん曰く

おっちゃん「あそこでこの前自転車が崖から落ちたでねぇ、自転車で行くのは辞めとけ〜」

僕「マジすか」

とのことなので見送りに。決して膝が痛いからではないゾ。戦略的撤退だ。

 

さて、良い時間になってきたのでマイントピア別子を後にして再び市街地に戻り、新しい旅の共をお迎えにあがる。

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「おっでーは『ヴィッツ』を仲間に加えた」

 

やれやれ、自転車旅とは何だったのかと言いたいところだが仕方ないね、いくら道中が楽しくても目的地に着かなきゃしょうがない。

 

というわけでトヨタレンタリースで手続きをさっさと済ませ、後部座席に自転車と荷物をぶち込んでいざ四国カルストへ!

 

海沿いの新居浜市から一気に内陸部へと向かうと、お店どころか民家もあまり無い山道の中をひたすらアップダウンが続く。ときどき思い出したように道の駅があったり、時代劇で見る峠の茶屋みたいな萎びた風情の飲食店が点在する程度。

 

つむりさんのブログから、ハンガーノックになりそうなくらい四国の山道は何も無いのは知ってたけどここまで人気がないとは。

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昼飯がまだだったので「やっぱ新居浜で昼食を済ませておくべきだったな〜」と思い始めたところに、これまた風情のある茶屋が。

車を停め、中に入ると昼飯に丁度良さそうなメニューが一通り揃ってるようだったのでここで昼飯を頂くことにする。

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やっぱりここでもうどん食べちゃうよね。四国だし。

 

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ついでにおでんも。自転車漕いでないから軽めに。

 

そして四国の山道を走っててなにが印象深かったかって、とにかく川が綺麗なこと。

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とにかく見てくれこの綺麗さを。

四国の清流といえば四万十川をとにかく連想するけど、名前も無さそうな川ですら思わず車を止めて見入ってしまうくらい、見事なエメラルドブルー。

夏なら迷わずルパンダイブしてる。

 

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しばらく車を走らせると、四国カルストが近づいてきた。

ああ、高まる。

自転車と言う手段を捨ててまで見たかった四国カルストの地。

この先どんな絶景が待ち受けているのか。

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 おっと、通行止め。即座に迂回して別の道を行く。

 

ここまでも結構なアップダウンが続いてきたが、四国カルストが近づいてくるにつれ、さらに傾斜が急になる。

もし自転車で来てたら、ここに来てのこの傾斜はなかなか堪えるものだったろう。

車ってば便利←

 そして私、普段は親父のプリウスしか運転してないもんだからヴィッツの運転の軽快さにビックリ。

四国の山もスイスイ走れるし、オマケに燃費も良い。

さすがトヨタですは。

そんなこと考えながらコーナーをブンブン飛ばしてると、視界が開けた。


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うひょー!着いた着いた、ここが四国カルスト!


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天気は微妙だったけどここだけ別世界というか、日本じゃないみたい。ここまでも大概な山道だったけど本当に一気に世界が変わったみたい。


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何というかこう、最果て感がパない(語彙不足)

この四国カルストを始めとしたカルスト地形は、石灰岩などの水に溶けやすい岩が長い年月をかけて侵食された結果できた地形らしい。

高校の修学旅行で秋吉台に行ったことがあるが、雰囲気はそっくり。

当時は「ただのデコボコな原っぱやんけ」としか思わなかったけど、あれから自転車という趣味に出会い、旅を重ねて色んなものを見てきた今の自分には間違いなく絶景だと言えた。


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今回は思いがけず車での来訪になったけど、せっかくなので自転車を降ろしてしばし一人撮影会に興じることにする。


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分かる


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愛車は最高のモニュメント


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どこまでも走っていけそうだ(膝痛いけど)


さて、一通り撮影会を楽しんだところで宿に向かう。


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今日はこの旅で唯一予約した宿、「高原ふれあいの家 天狗荘」に泊まる。

台地の上にある宿なので、満点の星空を堪能したかったが生憎の曇りだった…。

まぁこればっかりはしょうがない。

さて、旅先での楽しみがご当地グルメもそうだけどお酒!


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宿の方にオススメされた高知のお酒、土佐鶴。


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辛口でスッキリタイプと、僕の好みにピッタリ。酒がすすむもんだからコースの料理では物足りず、地鶏の唐揚げも追加注文。

部屋に戻る頃にはいい感じに酔ってしまった。

酔に任せて思いっきり布団に寝っ転がると、その日1日が頭の中で蘇る。何と幸せだろう。

そういえば明日は平日だっけ。旅の真っ只中だと、曜日感覚というものがすっかり無くなる。

学生のときのような旅はもうできない訳だけど、このように社会人として限られた時間を思いっ切り楽しむのも悪くない。

あぁ、楽しい。

旅先での夜は、こうして更けていった。

続く 

四国ツーリング 0〜1日目

旅の始まりは早いに越したことはないが、やっぱり仕事が無いんだから惰眠も貪りたい。貪りたくない…?

10/10土曜日。一応出発日は今日だけど、この日は0日目みたいなもの。

というのも、この日の最大の目的は神戸三宮港25時発、早朝5時高松港港着のジャンボフェリーに乗るだけ。

実質のスタートは翌日に四国に上陸してから。

 

前日の仕事終わりに飲みに行ったのもあり、午前中はだらだら旅の準備をして家を出たのが昼前の11時。

近場の駅で輪行して、電車で神戸へと向かう。名古屋から神戸までは鈍行だと4時間ほどかかるが、この時点でフェリーの出発まで半日もあるし鈍行で神戸へと向かう。

神戸へ着いたのが17時頃。

せっかく神戸に来たのだから観光でもしたいところだがうん十万もするロードをそこら辺に置いて観光する訳にもいかず。。。

結局神戸くんだりまで来てしたことといったら、ラーメン屋を2軒まわってデブ活という名のカーボローディングをしてたのと銭湯に入ったくらいw

自転車だから飲み屋に入るわけにもいかないし、都市部の観光にはロードは不向きだな。

25時発のフェリーのチケット販売が始まる22時まで適当に時間を潰した後、三宮港へと向かう。

 

その途中、港の入り口手前ににこんなものが。

短っ。( ゚д゚)

なんでも主要国道と大きな港を結ぶ道路にはこのような極端に短い国道が設定されるケースが多いのだそうな。

 

そしてフェリー乗り場に到着。

綺麗過ぎワロタ。

今まで色んなフェリーに乗ってるけど、こんな綺麗なフェリーターミナルは見たことが無い。

どこも大抵ボロくて、チケット売り場の受付の人もどこかぶっきらぼうで、「本当に営業してるの?」ってくらい寂れたフェリー乗り場もあるんだけど、これは本当に面食らった。

これが神戸クオリティか…。

でもチケット売り場の受付は例に漏れずぶっきらぼうで何故か安心した笑。

料金は自転車の積載料を含めても3000円いかないくらい。

うむ、やっぱり安い。

 

乗船時間まで待合室のソファーで仮眠。

3連休だからか深夜便でも人が多く、自転車乗りと見受けられる人もけっこう居た。

そして乗船時間。

船内で自転車は車と同じフロアに置いておくため、自転車乗りはこのように車の搬入口で待機する。

自分以外に自転車乗りは2〜30人くらいはいたんじゃなかろうか。

 

皆さん良い自転車に乗られてる。

 

船内に入る頃にはもうすっかり深夜なので、すぐに寝床を確保。

雑魚寝スペースもすぐに埋まり、中には貸し出しされてるゴザを通路に敷いて寝る人も。

寝心地はあまり良好とは言えないけど大学のサイクリング部時代には橋の下とか道の駅で野宿してたことを思えば、屋根があるだけマシ()

 

ウェアを枕代わりにして横になると、すぐに眠気がやってくる…

…風が…恋を…運ぶ♪…

…海を…遠く渡り♪…

…二人を結ぶ…ジャンボフェリー♪…

 

脳内に爽やかなメロディーの歌が流れる。

これは…夢…?

いや違う、これは…ジャンボフェリーの歌だ…!

このメロディこそが、ジャンボフェリーを利用した旅人の間で麻薬ソングとして話題になるほど有名なジャンボフェリーの歌か…。

未だかつてここまで朝の目覚めを爽やかに演出してくれる歌があっただろうか。

旅の始まりってのもあるけど、本当にスッと目が覚めたぞ…。

 

というわけで着きました、香川県高松市

ついに四国旅の始まり。

といっても朝の5時だからまだ暗いって言うね。

 

そして、香川と言えばうどん。

うどんと言えば香川。

というわけで朝飯はやっぱうどんで決まりでしょ!

というわけで早速やってきたのはこちら、朝6時から営業してるうどんバカ一代さん。

日曜と言うのもあるだろうけど、朝6時からすでにこの行列。

フェリーで乗り合わせた他の自転車乗りの方々の半分くらいも、この店に来ている模様。

といってもうどん屋なので回転率が良いのか、そこまで待つことも無く席に座れた。

 

記念すべきうどん県で頂く初うどんがこちら。

釜玉バターうどん!

一口すすっただけで分かるちゅるちゅるさと弾力ッ!うめぇ!

うどん版カルボナーラみたいな感じで、胡椒が良いアクセント。

なるほど、こんなものが早朝から食えるなんて素晴らしいじゃねーのうどん県。

 

うどんで腹を満たしたところで今日のルートを確認すると、高松市から愛媛県西条市までの約110km。

走りきるだけならそう大した距離ではないが、初めて走る土地であることを考えると、うかうかしてもいられない距離。

 

基本的には海沿いを走るかんじだろうな。

軽くストレッチをして、ツーリングマップルで大まかなルートを頭に叩き込む。

バチン!とビンディングシューズをペダルにはめれば、あとは西に進むだけ。

高松市の郊外に出ると、序盤は適度なアップダウンが続く海沿いの快走路。

 

2~30kmほど快適なサイクリングを楽しんだところで補給(うどん)タイム。

今度は坂出市の山下うどんさんに寄ることに。

店構えは何だか寂れた町工場みたいだけど、中々の有名店らしく店内には有名人のサインがずらり。

うどんは飲み物(名言)

 

さて、うどんは美味いけど何せこの日は風がとにかく強い。

どれくらい風が強いかって言うと、油断してるとハンドルが取られそうになるほどの風が常に吹き付けてくる(;´Д`)

海に近い道を走ってるから、風を遮るものが多そうな内陸へと入りたいところだけど、四国の内陸部は基本的には山しか無い。

しかも運の悪いことに、1ヶ月前に痛めた膝の痛みがまたぶり返してきた。

 

こうなるともはや辛みしかない。

薬局に駆け込んでバンテリンの塗り薬をぬりぬりしながら騙し騙し漕ぐけど、風の強さもあって全然進まない。

グーグルマップ西条市までの距離を確認するたびにため息をつく。

あまりの進まなさに何度も自転車を地面に叩き付けたくなる衝動に襲われるが、そうする訳にもいかず、泣く泣くペダルを回し続ける。

プロ選手になれば好きなだけバイクを投げれるのか(違う)

 

目的地がこんなにも遠く感じるのは、まだ自転車を初めて間もない頃以来だ。

終盤にはちょっとした傾斜でもインナーにギアを落とす体たらく。

誰だよ、見栄はってアウター53tにしたやつ(俺だよ)

 

しかし、膝が痛むとなると新たな問題点が浮かび上がる。

それは次の日のコースだ。

翌日は愛媛県西条市から、標高1500m近い四国カルストまでの120kmを駆け上がる過酷な山岳コース。

今の膝の状態で長丁場のヒルクライムはとてもじゃないがこなせそうにない。

この場合普通なら山岳コースを回避するところだろうが、四国カルストはこの旅最大の目的地。

みすみす諦めるのなんて嫌だ。

しかも四国カルスト付近の宿も予約してるためキャンセル料も惜しい。

こうなれば、多少金や手間をかけてでも四国カルストに向かうしか無い。

 

しかしどうやって向かうか、それが問題だ。

①自転車を運んで移動するには電車で輪行するのが一番だが、山岳コースであるところの四国カルストまで電車が通っているはずも無い。

→却下

②バスなら上まで乗り継いで上まで行けるみたいだが、そもそもバスは輪行ができない。

→却下

ヒッチハイクも1つの手だが、先約がある以上、不確実な手段に今後のルートを任せる訳にもいかない。却下。

→却下

 

自転車を運搬しつつも、確実に四国カルストに向かう方法を脳内でリストアップ。

選ばれたのは、レンタカーでした(えっ

そうと決めたのなら、行動は早い方がいい。

早速グーグル先生で付近のレンタカーの店を検索してみると、西条市の手前にある新居浜市ならレンタカーが多くあることがわかった。

しかも調べてみると、トヨタレンタカーならプラス3000円ほどで隣県に乗り捨てできるらしい。

四国カルストの次の目的地は高知市だったので、こりゃあ都合がいいやってことでスマホからその場でレンタカーを予約。

24時間、乗り捨て料金込みで1万ほどの追加出費は痛いが、後で「行っておけば良かった」とズルズル引きずるくらいなら金を惜しまないほうがマシだ。

 

というわけで、急遽この日の目的地を新居浜市へと変更。

この時点で日もだいぶ傾きかけていたのでちょうど良かった。

この日はネカフェに泊まる予定だったから、宿泊地などいくらでも変更できる。

 

ちなみに自分は連泊でツーリングに出かけるときはあまり宿を取らない。

お金をかけたくない、っていうのもあるけどそれ以上に宿を固定させてしまうと今回みたいにツーリングルートが大幅に制限されてしまうからだ。

最低限、ルート上にネカフェがあるかどうかを事前に確認するくらい。

寝る場所にお金をかけるくらいなら、そのぶん美味しいものを食べたいしね。

一人旅はそこら辺がどうとでもその場のノリで自由にできるから好きだ。

これが大人数となるとそうはいかない。

 

というわけで、ネカフェの深夜料金割が適用される時間まで、銭湯と晩飯で時間を潰す。

銭湯で汗をさっぱり流した後、新居浜で何か名物的なグルメは無いか検索してみたけど、これといってめぼしいものはなさそうであった。

かといって四国くんだりまで来てチェーン店で飯を食うのもアレなので、地元の人御用達といった雰囲気の定食屋に突入する。

ザンギ定食うまー。やはり自転車に乗った後の飯のうまさは格別だ。

 

その後、本日のお宿であるところのファンキータイム新居浜店にチェックイン。

全国を旅してると、以外にもご当地のネカフェチェーン店があったりする。

四国ではこのファンキータイムってネカフェが幅を利かせてるようである。

それにしても社会人になった今でも、ネカフェに泊まるのって何だかワクワクしちゃう。

まぁ、ネカフェに泊まると漫画を読んじゃったりして絶対夜更かししちゃうんだけどね。

 

自転車は表に停めておくのも盗難が怖いので、店員さんと交渉して、自転車を輪行袋に入れた状態で店内に置かせてもらうことに。

個室に入り、PCで軽く次の日のルートをおさらいしてるとすぐに眠気がやってきた。

ネカフェ拍なのに、今夜は珍しく夜更かしせずに寝られそうだ。

 

明日はついに四国カルストに行ける。

自転車で行けないのが心残りだけど、そこは仕方ない。

次の日も良い旅になることを願って、眠りについた。

続く

 

走行データ:香川県高松市愛媛県新居浜市

距離:116.28km

平均速度:22.4km/h

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【買ってみた】Rapha Pro Team Softshell Jacket

遂にRaphaに手を出してしまった。

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Rapha
 
自転車乗りなら一度は袖を通してみたいと思う、イギリスはロンドンのブランドだ。
 
派手だけどちょっとクドいデザインの多いサイクルウェアの中で、一際目を惹くシンプルだが洗練されたデザイン。
 
さらに最強と名高いチームスカイのウェアサプライヤーとあって、そのブランド性もかなりのものだ。
 
そのためかお値段もかなりお高めで、どうしてもブルジョア自転車乗りのアイコン的なイメージも拭えない。
 
「どうせデザインだけのおしゃれブランドじゃないんか〜??」
 
そんな疑念を抱えておきながら、ポチるその手には一切迷いの無かった私の手に届いたRaphaのウェアを使って約1ヶ月。
 
「これは良いものだ…」
 

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という訳で今回購入したのは、Pro Team Softshell Jacket。
 
Raphaによると、このジャケットは春先のクラシックレースなど低気温・悪天候下におけるアップテンポなライドのために、チームスカイの要望を受けて開発されたものらしい。
 
そのため、このジャケットには冷たい雨や風から見を守るプロテクション性能が持たせられている。
 
それだけ聞くと登山ウェアなどでお馴染みのゴアテックスを着れば良くね?ってなりそうなものだが、ゴアテックスじゃダメなんです。
 
理由はデザイン…と言ったら元も子もないので省略するが、どちらも防風・防水性能と透湿性を持たせてある点には変わりはない。
 
つまり雨風はしっかり防いでくれるけど汗は逃がしてくれるから蒸れないよ、ってこと。
 
これはすごく重要。いくら外からの寒さを防いでくれても自転車に乗ってればどんなに寒くても汗をかくし、それで汗冷えしたのでは意味がない。
 
でもゴアテックスのウェアは基本的にジャンパーのような固めの素材でできているため、身体にフィットしづらいのである。
 
これだと風でウェアがバタついてしまい、結構な空気抵抗になるのである。
 
レッグウォーマー、ウィンターグローブにシューズカバーと冬はたたでさえ着るものが増えるというのに、風でバタつくようなウェアは空気抵抗の観点からも見た目の観点からも着たくない。

 

 
そんなワガママを叶えてくれるのが、今回購入したPro Team Softshell Jacketである。
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まず触ってみると分かるのが、生地のしなやかさ。
 
本当にこんな薄くてしなやかな生地が雨風をしっかり防いでくれるのか?と心配になる程だが、気温10度を切る山の下りでもしっかり冷気をシャットダウンしてくれた。
 
まぁ見ての通り薄いから保温性は無いけど、下にモンベルのメリノウールなど冬用のアンダーウェアを着れば問題無い。
 
多分このジャケット自体、保温性はアンダーウェアに担わせることを前提につくられているんだと思う。
 
実際その方が合理的だと思うし、走ってる分には寒くない。ちょっと暑くなってきたら胸のジッパーとか袖口に付いてるジッパーを適宜解放してあげれば良い。
 
そして何よりフィット感の良さ。これが一番の魅力であり、このジャケットを買った一番の理由である。
 
Raphaのラインナップで、Pro Teamと名がつくモデルはプロがレースで使うことを前提にタイトなフィッティングになっている。
 
個人的にはダボダボのウェアを着て自転車に乗ることは罪だと思ってるので、身体にフィットするウェアは最低限の条件なのだが、冬用のウェアでこれを満たしてくれるものはそんなに多くない。
 
レースだろうがツーリングだろうが、抵抗が少ない・ロスが少ないと言うのはそれだけで正義。
 
走っていてもウェアがばたつくことは無いし、気温一桁台前半でも走っている分には暑すぎず寒すぎずといった印象。(モンベル・メリノウールアンダーウェア使用時)
 
ただし自転車から降りると寒い。だから自転車から降りて行動することも多いツーリングには不向きだと思う。でも気温や天候に応じて組み合わせるインナーを変えることで様々なコンディションに対応できるという点では、アウタージャケットとしては理想的な性能だと思う。
 

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また袖口にジッパーがついてるのでウェア内の温度が調節しやすかったり、汚れやすい腰のポケットにラミネート補強がされているなど細かいところまで気を配った作りの良さはさすがRaphaといったところ。
 
性能ももちろん良いんだけど、やっぱり結局はこういう作りの良さだったり所有欲を満たしてくれるところが一番だよねーって。
 
自分みたいに資金に限りのあるホビーライダーにとって、どこにお金をかけるべきか。それは自転車乗りの永遠の課題とも言えるわけだけど、自転車機材よりもウェアにお金をかけるのが一番費用対効果が高いと思う。
 
だってどんな自転車に乗ろうとも結局それを動かすのはエンジンたる自分の身体だし、そのエンジンが気持ちよく動いてくれるために良きウェアは必須。性能的な意味でも、精神的な意味でも。
 
それを再確認させてくれたRapha。
 

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次は夏用のウェアだな(ポチー)

 

 

四国ツーリング準備編


年に一回の一週間の長期休暇を利用して、10/10~10/15まで四国に(主に)自転車でツーリングに行ってきた。
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四国ってしょーじき旅先としては華やかさに欠ける印象が自分の中にはあった。

職場の人に『長期休暇どこか行くの?」と聞かれて「四国に行くんです」と答えてもあまり興味無さげだ。

多分僕でも友人などに『四国行くんだ」と言われてもそこまで興味持たない←

四国と言われて連想するのはお遍路、四万十川、うどん、阿波踊りetc…。
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正直地味だ。(四国の人ごめんなさい)

じゃあなんで年に1度しかない貴重な長期休暇に四国に行こうと思ったのか。
1番のきっかけとなったのが、僕が自転車旅をする上でいつも参考にさせて頂いてる神楽坂つむりさんのブログ(http://hagure5.blog3.fc2.com)だ。
詳しい内容は省くが、この方はツーリング派の自転車乗りで、ある程度SNSをやってる人なら知らない人のほうが少ないくらいの有名人?だ。
この方のブログは本当に面白いし、ためになる。そして、ホントどうしようもなく旅に出たくなる。
この方はとにかく日本中を走り回っているのだが、その中の四国ツーリングの記事で『ここは行きたい!」とほぼ直感的に思ったのが、四国カルストである。
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ぶっちゃけると今回の旅は、この四国カルストを見たいがために四国に行ったようなものだ。(いや、他にもいいところいっぱいあったけどね)
「四国カルストって何よ?」と思う人もいるだろうが、そこも含めて四国の魅力も追々書いていこうと思う。
というわけで、今回の自転車はこんな感じ。(今回というかいつもこんな感じだけど)
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フレーム:cannondale supersix evo 2014
コンポ:6800アルテグラ
ホイール:shimano wh-9000 c24-cl
タイヤ:specialized s-works turbo 24c
サドル:セライタリア・SLRチタニウム

ギア比は前53-39、リア11-28。前はコンパクトクランクを使っていたけど、ノーマルクランクのギア比が一番使いやすいかも。

というのも、ちょっとした坂なんかを50Tで無理矢理踏んでいかなくても、ノーマルクランクならインナーに落として無理なく回していけるし、緊急用に28Tがあるから延々と10%越えの激坂が続くようなヒルクライムでも無い限りはこれでおk。
しかもアウター53Tなら下りでギアが足りないということもそうそう無い。ロングライドを効率的に走る鉄則は「登りを頑張りすぎない代わりに、下りでも脚を止めない」
まさにこのギア比は打ってつけだ。

そして自転車旅で1番のネックとなるのが荷物の運搬手段。

今回は通勤にも使ってるバックパックの定番中の定番、deuter race exp airを使用。
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容量は最大24L、背中が蒸れないようにフレームとメッシュでバッグが背中に着かない構造になってるのがミソ。
その他にもメットホルダー、レインカバーなど自転車用のバックパックとして定番かつ完成されたものである。 

が、しかし次回の旅ではバックパックの使用は辞めようと思う。その理由は最後にでも。

中身はウェア類一式、電子機器(スマホ、バッテリー、デジカメなど)、ツーリングマップル、暇つぶし用の文庫本、日用品など。

ここで一番悩んだのが服装。

夏ならジャージ一式で済むが、秋口は1日の中での気温の差が大きいためどうしても必要なウェアが多くなる。

しかも今回の旅の最大の目的である四国カルストは標高1500m近いため、場合によっては冬用の装備が必要なことも考えられる。
しかし、自転車旅において軽量化は何よりも最重要事項。ましてやツーリング用のバイクと違い、キャリアなんて付けられないカーボンロードだからなおさらだ。
そこで今回は思い切って、服装はジャージ上下ワンセットと自転車に乗らないとき用のユニクロのチノパンしか持っていかなかった。
その日に宿泊先で洗濯すれば良いだけの話だし、登山なんかでは基本は泊まりでも着替えないのが普通なんだからいざという時は…ね?笑
そのかわり、普通のウェアよりかさばらないインナーを3枚(モンベルのジオライン)、ウィンドブレイカー、レッグウォーマーで気温の変化に対応する。臭いの元や体温の低下なんてのは大抵は汗が原因なのだから、高機能なインナーで汗を積極的に蒸散させてあげればいいってわけ。

え?レインウェア?天気予報は晴れだったし持ってきませんでしたよ←

そして四国までの移動手段と、現地でのルート。
まず本州ー四国間の移動は行きも帰りもフェリーを利用。
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フェリーの何が良いかって、その運賃の安さや、輪行しなくても自転車を持ち込めるのもそうだが、宿泊と移動を兼ねることができるってこと。
大抵のフェリー会社は夜に出発して早朝には目的地に着くようなダイヤを設定してるので、時間を有効に使いたい自転車旅には持ってこい。
しかも寝てれば勝手に目的地に連れてってくれるのだから、フェリーまじ魔法の絨毯。
それに、今の時代フェリーを使う人なんてトラックの運ちゃんか時間に余裕のある旅人、学生くらいしかいない。せっかくの旅なのに、電車で周りが出張帰りのくたびれたサラリーマンばっかじゃあ、旅情も何もあったもんじゃないからね。

ちなみに関西以西、特に瀬戸内の地域は非常にフェリーが充実している。
そりゃそうだ、今でこそ瀬戸大橋とかしまなみ海道があるけど、昔は本州から四国に渡るには船しかなかったのだから。
大阪や神戸を発つフェリーはそれこそ多いが、それに比べ愛知なんて北海道へ向かう太平洋フェリーくらいしか無い。。。
もうちょっとフェリーが増えれば良いのにな。今の時代厳しいとは思うけど、無くなってほしくはないものだ。
そして現地での旅の行程はこんな感じ。
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1日目:夜1:00神戸三宮発、5:00高松着のフェリーで四国に上陸。うどん巡りをしつつ愛媛県西条市まで120km。
2日目:西条市から、高地との県境にある四国カルストまで120km。なおかなりの山岳コースになる模様()
3日目:四国カルストから高知市まで100kmほど。鰹が喰いたいんじゃ。
4日目:高知市から徳島市まで150km。今回最長距離。
5日目:徳島市で一泊し、軽く観光した後徳島港発の南海フェリーで和歌山まで移動した後、帰宅。
とまぁざっとこんな感じ。
さて、実際はどんな旅になったのかは次回以降ということで。

ごあいさつ

初めましての人もそうでない人もこんにちは、おっでーです。

この度ブログを始めさせて頂くことにしました。

内容はほぼ自転車のこと(ツーリング、機材、レースなど)になるだろうと思います。

まぁ前々からFBとかツイッターの方であげてはいたんですが、やっぱりブログとしてしっかりまとめた方が備忘録的にも良いだろうと思ったので。

と言ってもまだ活用の仕方だとかもまだ手探りの状態ですし、仕事もあるので更新頻度は遅いと思いますが良ければ見てやってください。

とりあえず当面の目標としては、去年の秋に行った四国ツーリングの記事を書き上げたい…
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